スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

マエストロと破滅の迷宮(その7:青い光)

思いつく限りの手段と、限界ギリギリの時間と労力を注いで最強の布陣を完成させた騎士団。

doom7_1.jpg

ついに、宿敵ダークファーザーとの総力戦である。

maestropd_m.jpg
『ダークファーザーよ。もはや貴様の悪魔騎士団は壊滅。残るはお前ただ一人。』
『今日、我々は貴様を倒して新しい歴史を作る。貴様は我ら騎士団史の筆痕の一つとなるのだ。』

ククク・・・ラヴァレッテよ。 数を頼んで鼻息の荒いことだな。
見てきたぞ。これまでのキサマを・・・ かつてキサマはこう言ったな・・・
『なんとなれば騎士は私一人でよい。騎士団とはすなわち私だ』*とな。その言葉多いに同意するぞ。


*第2話「初陣inブリタニア」参照

私は部下どもを「率い」たりなどしない。ただ命じるだけだ。
すべて私一人あれば出来ること。ただ 面倒だからやらせるだけのこと。
貴様ら私を追い込んだ気でいるようだが、今の気持ちを聞かせてやろう。

ああ、面倒だ。アリを踏み潰す、その足をあげるのが面倒だ・・・。

アアアア 面倒ダナ メンドウダ メンドウダ 腹ガタッテキタゾ・・・

・・・ヨシ ヤット ワタシノテデ 殺シテヤル気ニナッタゾ ヨロコベ ヨロコンデ シネ


doom7_2.jpg

咆哮とともに、迷宮の奥から、ダークファーザーがその巨体を現した。

maestropd_m.jpg
『突撃部隊、攻撃開始!!』

激突する騎士団とダークファーザー。全兵士が群がり寄って、八方から包囲して斬りつける。

doom7_3.jpg

マエストロの詠唱がダークファーザーの打撃と魔法の威力を低減させる。

doom7_4.jpg

ダークファーザーが次々と放つ骨片から、スケルトンやリッチら、死者達が立ち現われて兵や騎士を襲う。

しかし、今回は騎士たちの直属部隊が雑魚処理に徹しており、涌き出る亡者たちも順調に処理されていた。

maestropd_m.jpg
『優勢だな。・・・いけるぞ。』

doom7_5.jpg

ダークファーザーは、しばしば真空の刃を伴う斬撃や毒の霧を発して、幾度も兵士全体に打撃を与えていたが、
選りすぐられた兵士たちは、よくこれに耐え、果敢に攻撃を続けていた。

fighter_stad.jpg
「この程度か!」

この時点までは、完全に騎士団が圧していた。・・・はずであった。

ははははは・・・何をしている。もっと急いだ方がいいぞ?そろそろいくぞ?

・・・地獄の底の底、凍結地獄を満たす冷気たちよ。
我が声に応えてここに姿を現せ・・・


fighter_m_gimon3.jpg
「なんだ?何か呼び出しているぞ?」

maestropd_m.jpg
『あれは・・・! まずいぞ。者ども急げ!!』

・・・我は悪魔騎士団の長、ダークファーザー・・・
・・・我が悪の猛く深きをここに示さん・・・


戦場の空気が俄かに冷えはじめ、兵たちは呼吸の困難を感じ始めていた。

・・・我と我が主の名によって命じる・・・
・・・地獄の冷気よ、現れ出で来て、善なるものを滅ぼせ!!!・・・


ダークファーザーの叫びに呼応して、青い光が兵士たちを包み込む。

doom7_6.jpg

光とともに、突如として、かつて地上に存在したことがないほどの冷気が兵士たちを襲った。
一度・・・そして、僅かに間をおいて、もう一度。

doom7_7.jpg

fighter_stad2.jpg
「!!・・・・ぐああああっ!」

兵達の絶叫・・・は、しかし、小さく響いた。
兵士たちは呼吸を奪われていた。身体全体の活性を奪われていた。

戦況は一変した。

doom7_8.jpg

全体の何割かの兵士がこの数秒のうちに凍死していた。ほかの何割かは凍えた体で周囲を逃げ惑っていた。
残りはまだ踏みとどまって戦い続けていたが、一瞬にして兵力の過半を奪われたようだった。

fighter_std3.jpg
「さ、寒い・・・」

fighter_sailer.jpg
「身体が・・・動かない・・・」

maestropd_m.jpg
『ウィザーか・・・くぅ、恐れていたことが現実に・・・』

死霊術に属するウィザーは、術者のカルマが低いほど威力を増す。
たった2発で、被弾した全兵士が最大HPの5割から8割以上を失ったのである。

maestropd_m.jpg
『引くな!ここからが正念場だ!!まだ勝機はあるぞ!みよ!やつも深手だ、守りに回ったぞ!!』
『騎士は逃げた兵士を治療して戦線へ。騎士の直属部隊は雑魚への攻撃を続行。』

doom7_9.jpg

それ亡者ども。どんどん出てこい!出てきて私に楽をさせろ!!

ダークファーザーが亡者を呼び出すペースが掃討ペースを上回りはじめた。
生者は減り続け、死者達は増え続けた。

doom7_10.jpg

それでも、生き残った兵士たちは戦い続ける。治療を受けた者たちも一人また一人と戦線に復帰する。

fighter_f_axe.jpg
「倒す!ここで倒す!」

fighter_m.jpg
「死んだ者たちの分も戦うぞ!」

思ったよりはやるじゃないか。・・・良かろう、最後まで付き合ってやる。

それでも、兵士達の人数はすでに目算できるところまで減っていた。すでに限界だった。

fighter_stad.jpg
「すまん、後は頼む・・・」

fighter_m.jpg
「もう、剣が持ち上がらない・・・」

doom7_12.jpg

激しい戦いを経て、ダークファーザーも自らの血にまみれて苦悶の表情を浮かべていた。
残り体力も既に2割を切っていただろう。

doom7_14.jpg

しかし、先に力尽きたのは、騎士団側だった。最後の一兵が倒れ、兵力は完全に枯渇した。

maestropd_m.jpg
『・・・撤退・・・する。』


思いつく限りの手を打って敗れたマエストロは、それだけいうと、言葉を失っていた。
茫然と立ち尽くすマエストロを護って撤退する騎士たち。

総力をあげて臨んだ戦いに敗れた騎士団。このまま、ついに悪に屈してしまうのだろうか。


スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

グラン・マエストロ

Author:グラン・マエストロ
UO(ウルティマ・オンライン)で、騎士団長ロールプレイで遊んでいます。キャラ名はla Vallette。NPC傭兵をこよなく愛し、愛するが故に酷使し・死なせ・搾取する。PCに対しては普通の人(多分)。

直接ダメージ源をNPC兵士に限定して、PCはそのサポートのみを行う。ざっくりそんな縛りで、いったいどこまで戦えるのかに挑戦しています。

カテゴリ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。